2016年3月21日月曜日

震災から5年が過ぎました。

3/11、身内の者が仕事の兼ね合いで気仙沼に立ち寄る機会を得まして、現地に行って参りました。

震災から5年目を迎えた気仙沼・大谷地区の状況を確認し、現地の責任者にまとまった金額をお渡しするとともに、近況をお伺いいたしました。


当基金では、基本的に個人の方からの寄付はお名前はもちろん金額も明記しないことで一貫して参りました。これまでも多くの方に募金を頂いてきましたが、近日頂戴した募金の事例を二つだけ紹介させていただきます。


ひとつめは、先日当基金を、おそらくは当ホームページでご覧になった方だと思うのですが、東京窓口に直接お電話いただき、匿名で50万円もの寄付を頂戴いたしました。兵庫県在住の方で、被災した子供たちの未来につながる基金を探していらっしゃった、とのことでした。

ふたつめは、一昨年から毎月必ず5,000円ずつ寄付して下さる、京都の方です。
26歳で看護師をなさっているとのことで、当基金に寄付するにあたり、以前おひとりで関西から現地に赴き、状況を確認したうえで、継続的な寄付を決意したとのことです。


この場を借りて、御礼申し上げます。


震災の記憶は、防災の意識と共に残っておりますが、復興を支援する、という意識は徐々に薄れていっているように感じていたところで、非常に印象的でした。


世間の関心が薄れていくスピードと、復興のスピードとが必ずしも一致しない中で、当基金は変わらずに大谷地区の子供たちのために、継続的な活動を行っていくつもりです。

これからもご支援よろしくお願いいたします。

2016.3.11 河北新報の一面です